日本で引越しが一番多いのは圧倒的に3月とその前後の月です。転勤、就職、進学で移動する人はどうしてもこの時期に済ませる必要があります。山形県の年間転出者数は17,579人になっています。全人口がおよそ116万人なので、山形県のおよそ1%の人が移動する計算になります。引越しでは自宅の荷物の多さを思い知らされたという人は多くいますが、家具の量や大きさにも気苦労したという人も少なくありません。暮らしているとそれが普通になっていくため、家具の存在感に気づきにくくなるものです。引越しに関する雑務を全て引越し業者に頼むプランは非常に高額になるため、できるだけ自分で準備をするという方が多いです。しかし、直前になって大型の食器棚やリビングボードの分解に手間取り、当日にオプションで頼まざるを得なかったというパターン、時間切れで追加料金を請求されたというパターンもありえます。こういうちょっとした用事には、代行サービスを利用するのが便利です。家具の分解や組立、移動に特化した業者に頼むことで、それほど費用がかからなくて良くなったという例も多々あります。このようなサービスは引越し以外にも頼めるのがメリットです。例えば、大きなタンスを1階から2階に上げる場合、引越し業者ではクレーンを使わなければならなく高額になるが、専門業者では人力で可能なため安く出来るという場合もあります。山形県の主要都市での家具・家事用品関連サービスの年間支出が4,208円ですので、山形県では力仕事や雑務のサービスの利用者が一定数いることが窺えます。このような家具移動や組立サービスの利用層で多いのは、人手や力の点で不利になる単身世帯や女性、高齢者のみの世帯です。しかし、若い家族での引越しでも、平日の引越しで夫が仕事でいなく、妻は妊娠中や小さい子の面倒を見ているというパターンもあり、組立などの力仕事を任せられるサービスへのニーズは多くあると推測できます。