日本の引越しシーズンは圧倒的に3月です。その前後の2月や4月も、3月では件数が多くて頼めなかった人や、できるだけ安く抑えるために早めに物件を探して移動したという人が多くなり、件数も増えます。12月も意外と引越しの多い月です。年末に転勤の辞令が下る会社も多く、それに合わせて転居することになるためです。富山県の人口約108万に対し、年間転出者数が13,506人となっています。全国平均で人口の1~2%の人が転居することになっているので、富山県の転居数は平均的な人数です。転居の際は、役所や職場、学校への様々な手続きなど、雑務がいくらでも出てきて、実際に荷物の選別や梱包にはいくらも時間がかけられません。どんどんすべきことが後回しになりがちです。その際に厄介になるのは、大型家具の分解と梱包です。多くの引越し業者で採用している、荷物の移動と搬入だけを依頼するプランでは、全ての家具を運びやすいようにしなければならないことが多くなります。分解や組立を当日にしてもらうとオプションとして別料金が取られ、上位のプランより高くついてしまったという例もあります。こういう場合は、家具を移動したり、分解や組立を行っている業者が存在しますので、利用してみるのが効率的です。引越し以外にも、模様替えの際の移動、別の部屋への移動や、処分するために分解することにも利用できます。新しい家具を買ったところ組み立て方が複雑で1人では難しいという場合にも強い味方になります。家具の移動や組立サービスの利用者層の大半は女性の一人暮らし世帯、高齢者だけの世帯です。今は様々な便利な商品が手に入りますが、単身世帯が増えて近所付き合いも希薄になり、人手が何よりも確保しづらい時代になっています。富山県では主要都市の家具・家事用品関連サービスの年間支出が4,145円になっています。このようなちょっとした雑務を頼める事業者のニーズが増えていて、利用者も多くなってきています。