引越サービスを利用する上で利用が多い時期は3月です。就職や進学はもちろん、社会人の年度の切り替えによる転勤などで最も多くの人が移動することになります。次に2月から4月も同様に多くなっています。最も少ない時期は6月です。梅雨時期でもあり、祝日が一日もないこともその理由の一つです。佐賀県の人口約85万人に対し、年間転出者の数が17,413人になっています。人口の2%程が転出することになります。引越しでは面倒なのは荷物の選別や梱包ですが、更に厄介なのは大型家具の梱包や移動です。これには引越し業者が全てやってくれる場合と、自己責任で分解までしなければならない場合があり、大多数の人が利用する割安のプランだと自分で分解、組立を行わなければならない場合が多くなります。また、引越しには時間制限があるのが普通です。もしもシーズン中の引っ越しで、渋滞などで遅くなった場合、予定ではやってもらえるはずだった家具の組立をしてくれなかったケースも少なくありません。このような場合には、家具の組立や移動を受け付けている業者の利用が便利です。最近は、構造が複雑になっている食器棚や収納タンスなどが多く、ニーズが増えています。今まではどこに頼めばいいのかわからないような、ちょっとした用事を実施しているサービス業者がたくさんあります。佐賀県では、主要都市の家具・家事用品関連サービスの年間支出が5,836円という数字があります。佐賀県の人は、住宅に関する無形サービスに一定金額を使っている傾向があります。佐賀県の家具移動サービスの利用層で最も多いのは、やはり体力の少ないお年寄りです。子供など若い世代と一緒に住んでいないと、一人暮らしや夫婦二人でも難しいものです。重くて大きいものを階下に降ろしたり階上に上げたい場合もニーズがあります。高齢者は使わなくても大きな家財道具をずっと保管していたりする傾向もあり、大型家具の移動サービスには需要があると言えます。