日本においては、引越しシーズンは何と言っても3月で、特に20日から月末に集中しますが、4月にも同程度の件数がこの時期に入ることになります。他の月は、それほど件数は変わりありません。鹿児島県では、年間転出者数が31,502人です。鹿児島県の人口がおよそ170万人で、およそ1.8%の人が移動する計算になります。現在は引越し業者以外に、移動の際に必要な作業を依頼できるサービスがいろいろあります。そのひとつに、家具の移動や組立、分解のみを依頼できるサービスが存在します。例えば、引越のプランが最低限で、組立までしてくれない場合や、渋滞などの遅れで時間が過ぎてしまい、やってもらえなかったというケースもありえます。そんな時に、家具の組立作業だけを代行してくれる業者は頼りになります。メリットは、引越プランに含まれなかった作業も後で頼めるということです。シーズン中は作業に使える時間やスタッフの人数がぎりぎりなことが多く、荷物の搬入と移動、搬出のみというプランの利用が大半になります。大きなものでも冷蔵庫や洗濯機は設置してくれるが、家具は自分でしなければならないことも多くあります。大物や特にすぐ必要になるものを優先した結果、本棚やタンスがあとに残されるというケースもあります。そんなときに、引越しが落ち着いてから後日、どうしても自分たちで行えなかった組立を改めて依頼するという使い方も可能です。このような家庭の作業を頼めるサービスのニーズは最近高まっていて、業者数も増えています。人手や力という点で不利になる一人暮らし、女性のみの世帯、お年寄りだけの世帯で利用者が多くなっています。鹿児島県の主要都市では、家具・家事用品関連サービスの年間支出が4,272円になっています。今までは家庭で当然すべきと考えられていた作業も、周りに手伝いを頼めない家庭が多くなり、業者にお手頃な価格でやってもらえるので、利用も増えてきています。