引越しのオンシーズンは誰もが3月だと知っているでしょう。特に件数が集中し、人手の確保が難しいため、この時期の引越し料金の金額は通常時の1.5倍から2倍にも達します。逆に件数が少ないのは5月から7月です。ゴールデンウイーク中に引越しをする人もいますが、全体としては少なくなります。7月は子供の夏休み中に引越しを考えるという人もいますが、暑くて気候的、体力的に厳しいため少なくなっています。兵庫県では、年間転出者数が93,596人にも達しています。しかし、全人口が約557万人なので、人口の約1.6%ということになり、割合としては平均的な数字です。引越しで大変なのは、荷物をひとつひとつ梱包することでしょう。割れ物、本など重いものも気をつけて箱に入れる必要があり、自分の荷物の多さに驚いた人も少なくないでしょう。一方、忘れがちなのが大型家具の分解です。買ったときは分解された状態で家に入れ、組立てて使っている大きな食器棚やリビングボードなどは、再び分解しないと家から出すことも出来ないケースもあります。引越プランで格安なものを選ぶと、これらを自分でしなければならない場合もあります。一人暮らしで助けてくれる人がいない場合は、家具の分解や組立、移動を専門にしている業者に頼む方法があります。引越しプランを上位にするとかなりの値上がりになりますが、ピンポイントで組立を頼むプランならそれほどかかりません。他にも、引越しが関係ない部屋の模様替えでの移動や、古いものを処分するため家から出したい場合、新しい家具を買った時に自分一人で組立てられない場合にもこのようなサービスは助けになります。兵庫県の主要都市では、このような家具・家事用品関連サービスの平均年間支出が1,894円になっています。兵庫県の家具移動サービスの利用層は、一人暮らし世帯が多くなっています。清掃業者や庭仕事などのカテゴリーに当てはまらないような家の問題を解決するサービスの種類が増え、利用者も増加しています。