コラム

タンス移動|自力で動かす方法や道具・プロに任せたほうがよいケース

家具移動で無理をしないために…業者の力を借りてみよう

タンスの移動は、無理な作業や間違ったやり方をしてしまうとケガをしてしまうことがあります。また、家具や家に傷をつけてしまうこともあるので、なるべく慎重におこないたい作業です。

移動させるときは、素手で持ち上げておこなうわけにはいきません。道具を使ったり、ときには業者に依頼したりして移動をするというのが一般的です。

家具の移動を考えているかたのために、道具を使ってタンスを移動させる方法を解説します。また、業者依頼するべきケースとはどんなものなのかも紹介するので、このコラムを読んで安全でスムーズな家具の移動を実践してみてください。

簡単な道具でタンスを移動させる方法

タンスの移動をするときは、家具の滑りをよくする「滑り材」や壁などを守るための緩衝材などの道具を使うことになります。道具は家の中にあるものから、店で手軽に買いそろえることができるもの、そして家具専用の道具まで、いろいろなものが使えます。自分で家具を移動させるとき、今から紹介する道具を活用してみてはいかがでしょうか。

家にあるものを使う

家にある身近なものでも家具移動のために使うことができます。家にあるのなら身近でお金をかけずに用意できる点がよいですね。

・ダンボールや毛布

家具を移動させるときには、柔らかいもので角などにカバーを施します。ダンボールや毛布は家具を傷から守ることができ、また壁などが傷つくのも防ぐことができます。ダンボールを床に敷けば、床へのダメージも軽減できますね。

・アルミホイル

アルミホイルは、じゅうたんや起毛のカーペットの上にある家具を動かすときに便利です。家具の下にアルミホイルを挟むことで、家具を押して移動させることがしやすくなります。敷くときは、アルミホイルの曇った面を下にしてください。

・軍手

手を守るために欠かせないのが軍手です。これは、家にない場合はできるだけ準備段階で買っておいたほうがよいでしょう。なかでも、滑り止めがついた軍手が重いものを動かす作業にとくに向いています。

100円ショップのグッズを使う

100円ショップでは「滑り材」という道具が販売されています。家具の底面の四隅などに取り付けるだけで、フローリングやカーペットの上での移動が楽になる道具です。テープ状のものやお皿のような形のものなど、さまざまなものがあるので、取り付けやすいものを選んでみてください。

家具移動用の道具を使う

家具移動には専用の道具もあります。100円ショップのものや家にあるものだけでは対応しきれなかった場合は、これから紹介する道具を使用するとよいでしょう。

・リフター

てこの要領で家具の端を持ち上げることができる道具です。これを使って床との間にローラーや滑り材を挟めば、移動が楽になります。

・マット

家具の底面の四隅に取り付け、滑りをよくします。滑り材にも似ていますが、マットなので薄いのが特徴です。このマットは、移動後も取り付けたままにしておくこともでき、そうすれば掃除などでまた動かすときに便利です。

・キャリーベルト

ベルトを使って2人で重いものを持ち上げるための道具です。2人が向き合うようにしてベルトの上に荷物を載せ、それを持ち上げます。ベルトの上の荷物を、2人がかりで身体全体の力を使って持ち上げることができるので、100キロ以上の重いものでも持ち上げることができるでしょう。

重い家具を移動させるときの基本手順と注意点

家具移動のための神グッズ!便利道具とは?

家具を移動させるときには、前段階の準備が欠かせません。作業環境を作るのと同時に、移動させる経路もあらかじめ決めてしまいます。

事前の準備

事前準備では、タンスを移動させやすい空間を作ります。床に置いてあるものは片付け、障害物となりそうなほかの家具もできるだけどかしましょう。これをしないと作業中に無理な姿勢で中断することになりかねないので、準備のうちに邪魔なものは片付け、通路の扉は開けておきます。

また、作業時は軍手をはめるのを忘れないようにしましょう。軍手なしではケガをすることもあります。タンスは重いので、持ち上げるだけでも手が痛くなります。タンス移動に軍手は必須だと考えてください。

さらに、タンスの移動の前には外すことのできる引き出しを全部抜いておきましょう。そうしたほうが軽くなりますし、つかむことができる部分が増えます。

経路を決めておこう

どこからどこに移動させるのかを決めて、ルートを決めます。ルートを決めるときはタンスを通すことができる幅があるかを実際に測りましょう。移動させるタンスの幅や高さ、奥行きを測り、ドアや廊下の幅や天井の高さと比較していきます。無理のない経路を作って、その後必要であれば床にダンボールなどを敷いたり、ガラスを覆ったりします。

慎重に作業しよう

タンスを動かすときは、すこしずつ無理のない範囲で動かしていきましょう。慌てた隙にタンスが倒れると大ケガを負うこともありますし、タンス自体や家にも傷がつくかもしれません。慎重に、ゆっくりと作業をしてください。

プロに任せたほうがよいケース

家具を移動させるのは、重労働で集中力がいります。以下のような場合は、業者の力を借りたほうがよいかもしれません。

自力作業が無理の場合

まず、あまり力作業に自信がない方は、自分でやるよりも業者をおすすめします。力に自信のない方が無理をして作業をおこなうと、ケガの原因となります。

ただし、力がある方でも業者の助けが必要なケースがあります。例えば、別の階にタンスを移動させるときなどです。階段を使ってタンスを移動させるのは大変ですし、タンスが大きいと幅が足りず階段を通せないこともあります。

このようなときは、一度分解するかベランダや窓から運び込むことになります。個人でタンスを吊り上げることは困難ですので、業者に任せましょう。

こんな家具はプロに任せると安心!

タンスの移動以外にも、ガラスのついた食器棚やテーブル、場合によってはピアノなどを移動させる機会もあることでしょう。壊れやすい大型家具は、業者に任せることで安全に移動させることができます。リスクの高い難しい移動作業の請負いは業者の強みなので、困ったときはぜひ活用したいですね。

家具移動をプロに任せるメリット・費用相場

業者比較で注目すべきポイント

タンスの移動を業者に依頼したいと思ったら、その前にどういうメリットがあるのかを確認しておきましょう。また、費用面も気になると思うので、あらかじめ相場を知っておくとよいです。ここでは、業者依頼のメリットと費用の相場について解説します。

プロに任せれば楽!早い!安心!

業者に任せるメリットとして最初にいえることは、楽だということです。重いタンスを移動させる作業は、想像以上に大変なことです。タンスの中身を出し、押したり持ち上げたりしながら移動させるのですから、相当な労力が必要となります。

業者に依頼すれば、手際のよいスタッフが素早く、安全に作業をおこないます。早くて安心で、そしてなにより楽に家具の移動を任せることができるのが、業者に頼むメリットです。

地震対策に対応していることも

家具の移動業者は、家具移動の仕事だけをしているわけではありません。業者によっては、必要であれば家具の地震対策を頼むこともできます。「地震対策をやろうと思いながらもなかなかできていない」という方もいらっしゃるでしょう。移動のついでに耐震の加工もしてもらえば、一度にふたつのことを済ませることができます。

家具移動の費用相場

家具移動の費用相場は、約4,000円~10,000円の間であることが多いです。家具移動は、便利屋が請け負っている場合もあれば、引越し業者が対応する場合もあるなど、いろいろな業者が対応しています。最適な業者を見つけるには、「家具移動組立110番」の業者紹介をぜひご利用ください。

まとめ

タンスの移動は重労働ですが、道具を使うと作業をより楽にすることができます。自分でできそうだと思った方は、この記事で紹介した方法をぜひ実践してみてください。

もし自分で移動させるのに自信がなかったり、違う階へ移動させたりする必要があるのなら、業者に依頼することがおすすめです。とくに違う階への運搬は、非常に困難な作業です。業者依頼でスピーディーに済ませましょう。

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