最近では自分で家具を組み立てることが一般的になっています。組み立てる家具の専門店なども有名ですよね。そのような世の中の流れで、二段ベッドの組み立ても自分でおこなう人が増えてきました。二段ベッドはサイズも大きく、自分での組み立ては想像できないかもしれませんが、大きさやメーカーによっては、簡単に組み立てることができます。
今回は二段ベッドの組み立ての手順や注意点を紹介しています。自分で二段ベッドを組み立てることを検討している人は、一度確認しておきましょう。また、プロに組み立てを依頼しようと思っている人も、それぞれのメリットを紹介しています。
二段ベッドは一度設置すると長く使用する家具のひとつです。設置や組立後に後悔しないようにきちんと確認しましょう。
▼二段ベッドを組み立てる前に確認すること
組立の作業に入る前に、確認しなくてはいけない点が3つあります。作業を始める前に確認をしておけば、組み立てもスムーズに進行します。
・置き場所をしっかり確保できているか
まずはベッドを置くスペースをきちんと確保しましょう。あまりにも部屋の大きさとベッドの大きさがぴったりすぎると、自分で組み立てて設置する時にうまく設置ができないこともあります。
特に二段ベッドは通常のベッドよりも大きいので、なるべく余裕をもったスペースを確保しておきましょう。
ベッドを組み立てるとき、周りに物などが散乱していてもベッドの組み立てに支障が出ます。物が多い場合には、他の部屋にあらかじめ移動させておくなどしておくとスムーズに組み立てられます。
・パーツがすべてそろっているか
二段ベッドに限らず、組み立て式の家具などを購入したときには必ず確認しましょう。商品に不備がある場合は、必ずメーカーや購入店舗に早めに連絡をしてください。
パーツの確認をしたら、二段ベッドの組み立て作業に入る前にそれぞれのパーツごとに固めておくのがおすすめです。そうすることで、ネジなどの細かいパーツの紛失を防ぐことができます。
・必要な道具はそろっているか
商品やメーカーによって、二段ベッドの組み立て方の難易度は変わってきます。その難易度に伴って必要な工具や道具に違いがあります。
できれば二段ベッドを購入する前に自宅にある道具を確認しておきましょう。それに合わせた二段ベッドを購入すれば、道具を揃える手間を省くことが可能です。
新しく道具をそろえる場合は、きちんと必要な物を確認しておくことが大切です。組み立ての際にドライバーが必要な商品でも、付属で道具が付いている場合もあるからです。せっかくそろえた道具が無駄にならないようにしましょう。
▼二段ベッドを組み立てる際に注意すること
いざ二段ベッドの組み立てとなった時にも、注意点がいくつかあります。二段ベッドは大きく、落下などでケガをしてしまうリスクがあるので、こちらも事前に確認しておきましょう。
・組み立ては必ず2人以上でおこなうこと
組み立て式の家具を実際に組み立てたことがある人でも、二段ベッドの組み立ては難易度が違います。もちろん二段ベッドの組み立ての方が大変でしょう。
ここで言う大変というのは、技術的なことだけではありません。当たり前ですが、二段ベッドは大きく、重さのある物を人の目線にまで持ち上げる必要があります。その際に1人で二段ベッドの組み立てを行っていると、ケガのおそれがあります。
力に自信がある人でも、二段ベッドの組み立てをするときは必ず2人以上で行いましょう。
・もし移動する場合は、上段と下段で別々に移動すること
二段ベッドの組み立てが終わった後に、配置したい場所に移動させようと思っている人もいるかもしれません。そのときは必ず上段と下段に分けて移動させましょう。
二段ベッドは重量もあり、高さもあります。部屋の中を移動させるだけでも、壁や天井にサイドフレームなどで当たって傷ついてしまうおそれがあります。移動中に上段が落下してしまうことも考えられるので、必ず分けてから移動作業を行ってください。
▼二段ベッドを組み立てよう!手順を紹介
二段ベッドを組み立てたことがある人なら、ある程度の組み立ての流れなどは把握しているかもしれません。二段ベッドの組み立て方の手順をあらかじめ把握しておくと、スムーズに組み立てを行うことができます。
商品によって細かい手順には違いがありますが、おおまかな流れは同じです。
・下段を組み立てる
まずは下段を組み立てます。下段がきちんと組み立てられていないと、人が上段に乗ったときに落下してしまう危険性があります。きちんとネジを締めないと、ベッドの上段が激しくぐらつくなどの問題が発生します。二段ベッドの基礎だと思ってきちんと組み立てましょう。
・下段と上段のつなぎの部分を組み立てる
商品によっては必要がありません。二段ベッドの柱のような役割を果たす部分なので、ぐらつきや歪みに注意しながら組み立てましょう。子供用などのサイズが小さい二段ベッドの場合、上段と下段をそれぞれ組み立てた後に上下を繋げる組み立て方法もあるようです。
二段ベッドを購入したときに付属している説明書をきちんと参照して、それぞれに適した組み立て方法で組み立てるようにしましょう。そうすれば組み立ての時間も短く、不備なく組み立てることができます。
・上段を組み立てる
下段と同じ要領で組み立てましょう。上段は完成後に人が乗る場所としては、少し高さがあります。組み立てに不備があると、二段ベッドの使用中に落下などの事故が発生するかもしれません。
ネジなどのパーツをきちんと不備なく取り付けましょう。
▼組み立てが難しい!ひとりなのでできない…そんなときは
最近DIYという言葉の流行に合わせて、自分で組み立てる家具がたくさん登場しています。しかしそのような組み立て式の家具のなかでも、あまり知識がない人にとって組み立てが難しいものがあります。
・プロに二段ベッドの組み立てを依頼しよう
子供用の二段ベッドであれば、背丈の低い人が寝ることを想定して少し小さいサイズになっています。そのため素人でも組み立てることは難しくないでしょう。しかし少し複雑なものや完成した時のベッドとしての満足度が高いものは、組み立てが難しい傾向にあります。
そのような難易度の高い二段ベッドの組み立ては、自分で無理をせずにプロに依頼をしましょう。最近では配送業者が配達のついでに組み立てを行うサービスもしているようです。
自分で無理して二段ベッドを組み立てることは、自分自身のケガだけでなく、ベッドや部屋の壁や床に傷をつけてしまうリスクが高まります。自分が購入しようとしている二段ベッドが、どのくらいの組み立て難易度なのかを事前に確認しておくとよいでしょう。
ネットショッピングであれば、その商品のレビュアーを参照するのもとても有効な手段です。家具屋さんでの購入なら、店員さんに確認をするとよいでしょう。これらの第三者からのアドバイスをもとに、自分で組み立てを行うのかプロに依頼をするのかを決定しましょう。
・プロに依頼するメリットはたくさんあります
自分で二段ベッドを組み立てると、自分の好きな時間に組み立て作業を行えたり、組み立てのときにお金が必要ないなどのメリットがあります。反対に、プロに頼むメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
・時間がかからないプロが二段ベッドの組み立てを行うので、素人が組み立てを行うよりも早く組み立てが完了します。どの部屋のどこに二段ベッドを設置するのかを指示しておけば、あとは完成を待つだけです。自分が組み立てに時間を割く必要はありません。
・リスクを最小限に抑えられる自分で二段ベッドの組み立てを行うと、ケガだけでなく部屋の壁や床、二段ベッドの本体への傷等のリスクが高くなってしまいます。しかしプロに依頼をすれば自身のケガのリスクはゼロになり、周辺や二段ベッドへの傷のリスクも最小限に抑えることができます。
このようなリスクに対して不安を持っている人は、プロに二段ベッドの組み立てを依頼することは大きなメリットがあるのではないでしょうか?
・完ぺきな組み立てができる二段ベッドは自分や家族の寝床になる場所です。少しでもグラつきなどがあると、安心して眠れませんよね。プロに二段ベッドの組み立てを依頼すると、このような不安要素はほとんど感じられません。完成後の満足度や安心感の高さも、プロに依頼する理由のひとつでしょう。
二段ベッドの構造が少し複雑なものでも、完ぺきに組み立ててくれます。技術的に不安な二段ベッドを組み立てたいときは、迷わず依頼するとよいでしょう。
▼まとめ
二段ベッドは、今後の生活で寝床となる大切な家具です。自分で二段ベッドの組み立てを行うにしても、きちんと注意点や手順を確認して、スムーズな組み立て作業をおこなうようにしましょう。
もし組み立ての技術などに少しでも不安があるなら、迷わずプロに依頼することおすすめします。最近では、二段ベッドの配送料のみで組み立て作業を行ってくれるメーカーもあるようです。一度確認や問い合わせを行ってみてください。
無理のある二段ベッドの組み立ては、自分自身のケガだけでなく、部屋への傷や二段ベッド自体の破損のリスクがあることを忘れないようにしましょう。