家具に使われている木は、そのまま使われている物は少ないです。
理由は汚れや湿気が付きにくくして、木を長持ちさせたいからです。また、硬いと膜を作れる場合には傷の防止にもなります。
ここでは家具に使用される事が多い塗装について幾つかご紹介いたします。
□ラッカー塗装
ラッカー塗装は昔からよく使われている合成樹脂の塗料です。吹き付けた木材などの表面に透明な膜を形成します。光沢が出せるので工業製品から家具まで幅広く使われています。
□ポリエステル樹脂塗装
他の塗装に比べると厚塗りがしやすい事が特徴で、塗膜が厚いことから硬度が高く、摩擦にも強い塗装です。
代表例はピアノ塗装で、光沢も美しく高級感が出ます。また、汚れも付着しにくいです。
□オイルステン仕上げ
オイルステン仕上げは、主にアンティーク家具のような風合いを出すために使用されます。家具の表面に水性の特殊なワックスを塗ったものです。
オイルという名前がついていますがオイル臭は殆ど無く、乾いた布で掃除をするだけでお手入れが完了します。
□ポリウレタン塗装
乾くスピードが早く、塗った場所に密着しやすいのが特徴です。
ポリエステルと層に比べると更に耐久性が向上しており、厨房などで使用される家具に向いている塗装です。