一人暮らしを始めるにあたって家具を購入。お気に入りのインテリアを注文して、いざ組み立てようとすると、思わぬ壁にぶつかることもしばしばです。組み立て式の家具はときに重たく、ときに複雑な仕組みをしているもの。不慣れな人が自分で家具を組み立てる際のいくつかの注意点をご紹介します。
家具を組み立てるにはまず説明書の確認から始めるとよいでしょう。なんとなく組み立て始めて取り付けの手順を間違え、数工程前まで解体しなおすということになっては、時間も労力も余分にかかってしまいます。『二人以上で運ぶ』など大切な注意事項が書かれている場合もありますから、説明書はきちんと読んでから作業に入るようにしましょう。
付属の部品がきちんと揃っているかのご確認もお忘れなく。もし部品がひとつでも足りないようであれば、購入先に連絡をし、対応してもらうようにしましょう。
また、作業に入る前に、道具をきちんと準備することも大切です。いざドライバーを使ってネジを締めようとしたら、ネジのサイズと合わなかった、などということも起こりがちです。サイズの合わないドライバーを使おとすると、溝がつぶれてネジが破損してしまい、きちんと締められなくなってしまうこともあります。手持ちのもので無理に組み立てようとすると、いびつに仕上がったり、耐久性や安全性が下がったりする事態にもつながりかねません。
家具そのものを組み立てるのに集中しすぎて、気づかぬうちに床が傷ついていた、というのも起こりやすいケースです。段ボールや厚めの布を床に敷くなどして、周辺に配慮して作業を進めると事故を防ぐことができます。賃貸のお部屋の場合、床や壁などの傷はのちの出費につながる場合があるため、家具や工具の扱いには特に注意しましょう。
組立前のパーツは持ち上げられても、いざ家具が仕上がると予想以上に重く、1人では移動もままならない場合があります。新生活がスタートした矢先、まだ交友関係も薄い土地でそんな展開に見舞われては、誰を頼ってよいやらわからない、などということも起こりえます。完成形がどのような大きさ、重さになるのかは、いざ目の前にしてみるまで実感しづらいものです。
このように、家具の組み立ては一見簡単のようで、初心者にとっては大仕事になることもあります。大きな家具や重たいパーツを組み立てる場合は、家具の組立や移動のプロに相談してみてはいかがでしょうか。